貴景勝 初日からスタートダッシュ宣言!「フラストレーションたまっている」

 土俵祭りに参加した貴景勝ら
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 「大相撲秋場所」(8日初日、両国国技館)

 右膝負傷で先場所全休し大関から陥落した関脇貴景勝(23)=千賀ノ浦=が7日、都内・両国国技館で土俵祭りに参加し、戦闘モードに入った。10勝を挙げれば1場所で大関に復帰できる。初日は幕内で過去2勝2敗の大栄翔(追手風)戦。夏場所9日目に再休場してから112日ぶりの復活舞台で豪快な突き押し相撲を爆発させる。

 待ち焦がれた時がやっと来た。貴景勝は土俵祭りで厳しい表情のまま112日ぶりに戻る土俵を見つめた。

 「長かった。4カ月、フラストレーションがたまっている。負けないこと。勝負師だから今までニートみたいなもの。戦うことが仕事。緊張?全くない。小学生からやってきている」と、うっ憤を晴らす気満々だ。

 初日は埼玉栄高の先輩で幕内対戦は過去2勝2敗の大栄翔と難敵。2日目は夏場所8日目、再休場に追い込まれた巨漢、碧山(春日野)と“因縁”の相手になる。

 「いいスタートを切れればいい。勝負に感情を持ち込む必要はない。4カ月つらかったと思わず、ただ勝つためにやる」とスタートダッシュを宣言した。

 戦うことなく大関を陥落。「無念だった」と土俵人生でも相当な悔しさを味わった。先場所後、母校・埼玉栄高に泊まり込み高校生らと稽古。原点に戻った。「気付き直したことがある。きっかけをつかむ4カ月」。心身とも追い込みパワーアップした自信はある。

 「膝は治っている。あとは気持ち。気持ちで負けたら負ける」。突き押し一本で敵をなぎ倒し、大関復帰ロードを進撃するのみだ。

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