阿武咲 地元青森で夏巡業「特別なものがある」

青森出身の(左から)宝富士、安治川親方、阿武咲
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 大相撲の夏巡業が13日、青森市で行われ、ご当地の幕内宝富士(伊勢ケ浜)、阿武咲(阿武松)が大歓声を浴びた。阿武咲は申し合いでは8番取って奮闘。サイン攻め、髪結い実演などフル回転。「(地元は)うれしい。特別なものがある」と、笑みを浮かべた。

 この日は地元の先輩で先場所引退した安治川親方(元関脇安美錦)がスーツ姿であいさつ。「(現役中は)いろいろ話させてもらっていた。(期待に)応えたい」と、相撲王国・青森を受け継いでいくことを誓った。

 宝富士も申し合いで9番取って沸かせた。「地元に帰ってきた。子供に少しでも相撲に興味を持ってもらいたい」と話した。

 入門以来、背中を見てきた兄弟子の元関脇安美錦(安治川親方)が引退。自身が先頭となり青森の相撲を継承していく立場となった。過去、“土俵の鬼”初代若乃花、隆の里、旭富士ら横綱6人を輩出するなど、全国屈指の相撲どころ。「最近は相撲人口も減っている。高校、大学と相撲を取ってもらいたい」と力を込めた。

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