韓国スポーツ界“日本外し”激化 カーリングに続きバスケも招待撤回 野球にも波及?

 日韓関係の悪化に伴い、韓国女子バスケットボール連盟(WKBL)は7日、定期総会を開催し、今月24日から江原道束草市で開催予定だったサマーリーグにおける日本チームの招待を撤回した。韓国の通信社「ニューシス」などが速報。同連盟のホームページでも報告された。同サマーリーグには、日本から三菱電機とデンソーが出場を予定していた。同記事ではリーグ関係者の「韓日関係と国内の雰囲気を考慮して(日本チームは)参加しない方がいいと判断した。安全上の理由もある」というコメントも報じた。

 同サマーリーグは15年から開催し、今年始めて国際大会として、日本から2チーム、台湾、インドネシアから各1チームを招待する予定だったという。

 日韓の対立は、スポーツ界の交流も冷え込ませており、カーリング女子では、平昌五輪の行われた韓国・江陵で16日から行われる予定だった日中韓の親善女子カーリング大会で、大会を主管する江陵市が5日に日本チームを招待しないことを決定した。大会には韓国から平昌五輪銀メダルチームで、「メガネ先輩」で有名となった「チーム・キム」ら3チーム、日本、中国から各1チームを招待し、8月16~18日まで五輪会場の江陵カーリングセンターで行われる予定だった。通信社「聯合ニュース」によると、江陵市は当初、「政治とスポーツは別」とし、予定通り開催するとしていたが、2日に日本政府が安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っている「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定し、両国の関係がさらに悪化。「日本チームに市の予算は使えない」という方針となった。

 「ニューシス」では、今後、対立が長期化する場合は「プロ野球やプロサッカーにも影響を与えることが予想される」としている。

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