登坂絵莉が涙 完敗で東京五輪の道険しく…「これが現実」

 「レスリング・全日本選抜選手権」(16日、駒沢体育館)

 世界選手権(9月・カザフスタン)の代表選考会を兼ねて行われ、女子50キロ級は、16年リオデジャネイロ五輪48キロ級金メダリストの登坂絵莉(25)=東新住建=が世界選手権2連覇の須崎優衣(19)=早大=にテクニカルフォール負けを喫し、メダルを獲得すれば東京五輪代表に内定する世界選手権の代表入りを逃した。

 開始早々バックを取られた登坂は、次々とローリングで失点。なすすべなく終戦となった。「完敗だったなと思う。実力です」。大粒の涙をこぼしながら「この負けを良かったと思える日はこないと思うけど、これが現実」と受け止めた。

 世界選手権代表は7月6日のプレーオフで決まり、優勝した須崎と、全日本選手権女王の入江ゆき(26)=自衛隊体育学校=が対戦する。登坂自身も「誰が出ても3番以内に入れると思う」と言うように、どちらが代表となっても世界選手権でメダルを獲得する可能性は高く、事実上の“五輪代表決定戦”とも言える。東京五輪への道が極めて厳しくなった登坂は「6月に向けてやってきた。先のことは考えてなかった。少し休んで考えたい」とだけ語った。

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