バスケで日本人初1億円プレーヤー誕生 千葉PG富樫勇樹「頑張っている子に夢を」

1億円プレーヤーとなり、会見する千葉ジェッツふなばし・富樫勇樹=東京都千代田区の帝国ホテル(撮影・出月俊成)
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 バスケットボール男子のBリーグとB1千葉ジェッツは3日、都内で合同記者会見を行い、千葉のPG富樫勇樹(25)が日本人初の1億円プレーヤーとなったことを発表した。富樫は「未来の子供たち、これからバスケを始める子、一生懸命頑張っている子に夢を与えられたらと思い、発表に踏み切った」と説明し。「夢のあるリーグだと思ってもらえたらすごくうれしい。プレーヤーとしてさらなる、今まで以上のプレッシャーとの戦いになり、今まで以上の期待で見られると思うが、僕自身乗り越えられると思っている。さらに成長して日本バスケットボール界に少しでも貢献できたら」と話した。

 Bリーグは16年9月に開幕し、3季目を終えたばかり。富樫は167センチと小柄ながら、日本代表の司令塔としても活躍している看板選手で、18-19シーズンの最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 Bリーグの大河正明チェアマン(61)はかねて「2020年までに1億円プレーヤーを出したい」と話しており「リーグやクラブの成長と共に1億円プレーヤーが誕生した。必然性のある誕生。うれしいです。支えていただいた方のサポートがあってここまで来たのかなと感慨深い」と喜びを語った。

 リーグ収入は年々増加しており、千葉の18-19年のクラブ収益は、大河チェアマンによると17億円。B1全体を見ても、日本人選手の基本報酬は初年度より160%増で、平均1310万円となった。基本報酬1000万以上の選手は初年度が17・3%だったのに対し、47・2%へ増加。また、B1日本代表選手の基本報酬の平均は3010万円だった。

 ◆富樫勇樹(とがし・ゆうき)1993年7月30日、新潟県新発田市出身。父・英樹さんの影響で小学1年からバスケットボールを始め、本丸中では監督を務める父との親子鷹で全国優勝。卒業後は米国のモントロス・クリスチャン高に進み、14年10月にはNBAダラス・マーベリックスと契約。直後に解雇され、傘下のテキサス・レジェンズでプレーした。15年9月に当時NBLの千葉入り。18-19年最優秀選手。167センチ、65キロ。

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