大相撲 トランプ大統領観戦の国技館は厳戒体制 座布団投げは逮捕の可能性も

座布団の投げる行為を注意喚起する看板=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲夏場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 夏場所千秋楽、トランプ米大統領の観戦に両国国技館は厳戒態勢が敷かれた。館内はSS(シークレットサービス)と思われる外国人が巡回。各入り口には制服姿の警視庁警察官が立ち目を光らせていた。

 入り口は手荷物検査と金属チェック。ペットボトルの持ち込みは禁止された。紙パックでの飲み物もその場で一口飲むように指示。入場者には以下のような注意書きの紙が渡された。

 「場内で座布団等の物を投げるなどの行為を行った場合は退場の上、処罰されることがありますので、絶対にしないでください。《刑法第208条暴行罪》二年以下の懲役もしくは三十万円以下の罰金または拘留もしくは科料」。

 座布団を投げた者は逮捕される可能性があることが記された。

 売店ではドリンクはすべて紙コップに移し替えされて販売。びん入りのみそ、ちゃんこスープ、秘伝のたれなど液体のお土産は販売中止となった。また、自販機も使用禁止で「休場」の紙が貼られた。

 トランプ大統領と安倍晋三首相が観戦する場所は正面の枡席最前列で椅子が設置されている模様。観戦場所は午前中、シートで覆われていた。異様な雰囲気の中、力士らは土俵上で熱戦を繰り広げていた。

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