白井健三 まさかの30人中30位 鉄棒2度落下「こんなに悔しい思い久しぶり」

 「体操・全日本選手権」(28日、高崎アリーナ)

 男子決勝が行われ、予選22位通過だったリオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーの白井健三(22)=日体大大学院=は、鉄棒で2度落下するなど精彩を欠き、2日間合計161・463点でまさかの決勝進出者30人中30位だった。

 5月のNHK杯(東京)までを含めた上位3人で争う個人総合枠での世界選手権代表入りはほぼ絶望的となった。残る2枠は6月の全日本種目別(高崎)までの団体貢献度で争う。

 3月に発症した左足首痛からの復調途上にある白井は、1種目目の跳馬でラインオーバーするなど苦しい立ち上がり。鉄棒では2度落下し、11・300点で30位にまで落ちた。床でしっかりと着地をまとめる意地の演技を見せたが、上位とは大きく離された。

 大会を終え「これだけ悔しい思いは久しぶり」。それでも、3週間後のNHK杯での逆襲へ、前を向いた。「今までの3週間は足首が主役の3週間だった。ここからどうやって点を取るかを考える3週間になる。まったく違う3週間になる。悔しい思いが爆発的なエネルギーになる。一番下から全力で一人でも抜いていきたい」と、言葉に力を込めた。

 リオ五輪代表メンバーでは、今大会で内村航平がまさかの予選落ち。加藤凌平が24位。怪我に苦しむ田中佑典、山室光史を含めて、苦しい戦いとなっている。

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