栃ノ心“大関入れ替え戦”敗れ陥落決定 在位5場所は最短記録タイ

 「大相撲春場所・千秋楽」(24日、エディオンアリーナ大阪)

 栃ノ心が貴景勝との“大関入れ替え戦”に敗れて8敗目。2場所連続負け越しとなり、来場所の関脇転落が決定した。当たり負けして体が起きると突き、押しを浴び、反撃できないまま土俵を割った。支度部屋ではうなだれ、深いため息をついた。ショックを隠せず「向こうが強かったね」とつぶやいた。

 在位5場所での大関陥落は58年以降では74年夏場所の大受に並ぶ最短記録。今場所が2度目のかど番だった。来場所で10勝すれば大関に復帰できるが「何も考えず、まずはしっかり休みます」と、疲労の色が濃かった。

 栃ノ心は昨年夏場所後にジョージア出身初の大関となったが、新大関として臨んだ翌名古屋場所は右足親指の負傷で途中休場。先場所も右太もも肉離れで5日目から休場するなど昇進後は故障に苦しんだ。今場所は10日目から横綱、大関陣に4連敗したのが響いた。

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