チェン圧巻の演技で羽生超え 世界最高323・42点で連覇 4回転4本完璧に成功

男子フリーで熱演を見せるネーサン・チェン=さいたまスーパーアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、連覇を目指すSPトップのネーサン・チェン(米国)は4回転トーループからのコンビネーションを後半に配置し直す、最大限の高難度のプログラムを演じ切った。4本の4回転をすべて着氷させる完璧な演技でフリー216・02点、合計323・42点を獲得し、どちらも世界最高を出したばかりの羽生結弦(ANA)をさらに上回った。最終結果はチェンが優勝で大会連覇。2位に羽生が入った。3位はビンセント・ゾウ(米国)で合計281・16点。宇野昌磨(トヨタ自動車)は270・32点で4位だった。

 直前にフリー200点、合計点で300点を超える演技を見せた羽生の直後に4回転ルッツを含む4本の4回転ジャンプを決め、得点を重ねた。

 4回転ルッツは出来栄え点で4・76点の加点。4回転フリップは2・04点、4回転トーループは3・39点と、どの4回転ジャンプも完璧な内容で大きな加点を得ていった。

 昨季まで課題にしていた3回転アクセルも成功させ、4回転トーループ-3回転トーループも3・39点の加点。文句のつけどころのない完璧な演技で、フリーと合計得点で世界最高を更新した羽生を、直後に抜き返す得点をたたきだした。

 田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は238・40点で14位だった。

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