相撲中学横綱が新弟子検査「5年以内に関取」と目標

 大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 日本相撲協会は2日、春場所の新弟子検査を行い、中川部屋に入門した中学横綱の吉井虹(静岡・港中3年)が身長177センチ、体重150キロで体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初日に合格者は発表される。

 「人数が多くて緊張した。やっとプロになれた。関取になって地元の人に恩返ししたい」と力を込めた。

 小4時に地元のわんぱく相撲で優勝し、相撲にのめり込み小5時には角界入りを決めた。中学卒業時、「友達のお母さんとかからは『高校には行った方がいいよ』と言われた」と周囲に心配されたが、夢はぶれず。

 「高校の3年よりプロで3年の方が圧倒的に有利」とキッパリ。同じく中卒の元横綱稀勢の里(現荒磯親方)のように横綱が目標。「続けるように。5年以内に関取」と、照準を合わせた。

 母は8月に大病を患い、手術。1週間前にようやく退院したばかり。「実力があれば上に行って母にも恩返しができる。母が大変な時にプロに行って。しっかり恩返しできるように」と親孝行を誓った。

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