相撲新弟子検査 最重量「沖縄の怪童」211キロ…毎日牛乳4リットル

 大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 日本相撲協会は2日、春場所の新弟子検査を大阪市内で行い、40人が受検し、全員が体格基準をクリアした。内臓検査の結果を待ち、初日(10日)に合格者が発表される。

 宮城野部屋に入門の当真嗣斗(とうま・つぐと=鳥取城北高3年)は受検者で最重量の211キロをマーク。沖縄出身で父が居酒屋を経営しており、幼少期から店で食べ放題。お客さんからも「食え、食え」と差し入れも毎日“ごっちゃん”。牛乳は毎日4リットルという日々を続け、小1入学式時点で80キロあったという。

 小4で120キロ、中1で150キロと進化。“沖縄の怪童”と呼ばれ、小6時、横綱白鵬の冠大会「白鵬杯」に出場。白鵬から「大きいね」と存在を認識され、そこから横綱に進路相談などにも乗ってもらってきた。

 鳥取城北高に進学したのも横綱の助言あってのこと。卒業を待ち、満を持し宮城野部屋の門をたたき、横綱の下でプロ人生をスタートすることになった。

 高校の体重計は200キロを超えると計れず、今回、久々に正確に計測。昨春には195キロの体重は1年弱で16キロもまた増えていた。

 1週間程前から大阪入りし、部屋で稽古も開始。まずはダイエットに励んでおり、ご飯は1杯、ちゃんこは2、3杯に抑えている。

 「170、160キロにしたい。最低でも180キロ。スピードがないと相撲にならない。腰も高いし、自分の体をコントロールして重く速く動けるか」と、課題を明確にした。

 目標はもちろん、大横綱の白鵬。「横綱のいる土俵はピリッとして充実。目の前に横綱がいることで自分が学ぶことが一番いい。横綱がいなければ相撲をやっていない。(自身も)強くて優しくて偉大な人になりたい」と、踏み出したプロ人生に目を輝かせた。

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