稀勢の里3連敗 場内静まりかえる 横綱9連敗はワースト 栃煌山に寄り切られる

稀勢の里は寄り切りで栃煌山に敗れる=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲初場所・3日目」(15日、両国国技館)

 横綱稀勢の里(田子ノ浦)が、前頭筆頭の栃煌山(春日野)に寄り切りで敗れ、初日から3連敗を喫した。

 横綱在位中の連敗は9(不戦敗を含む)となり、15日制が定着した1949年以降、ワースト記録となった。

 初日から小結御嶽海(出羽海)、前頭筆頭逸ノ城(湊)に敗れて崖っぷちに立たされていた稀勢の里は、過去の対戦で26勝16敗と勝ち越している栃煌山にも寄り切りで敗れた。稀勢の里は頭から当たって踏み込んでいったが、栃煌山のもろ差しを許して最後は力なく土俵を割った。

 その瞬間、観客席は静まりかえり、稀勢の里は視線を落とした。

 稀勢の里は4日目、前頭二枚目錦木(伊勢ノ海)との対戦が組まれている。

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