高橋大輔が帰ってきた!復帰後最高のSP88・52点「この場所が居心地がいいな」

 観客を魅了する高橋大輔
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子ショートプログラム(SP)で、5年ぶりの全日本選手権となったバンクーバー五輪銅メダリスト・高橋大輔(32)=関大KFSC=は復帰後では最高の88・52点を記録した。

 3回転アクセルを着氷。3回転フリップ-3回転トーループも着氷した。3回転ルッツも降り拍手を浴びると、“世界一のステップ”と称された華麗な舞も披露した。

 演技終了後は多くのファンがスタンディングオベーションで祝福した。高橋も笑顔を見せ、充実感を漂わせていた。

 取材には「まあちょっとジャンプでコンビネーションの流れとか、う~んってところがあったけど、スピンとかステップとかプログラム全体を見れば感情移入を含めて、ジャンプ以外では今季一番のでき。(島田)高志郎くんが80点だったので、(目標の最終グループは)やばいかなと思ったけど、まあまあいい点をもらえたなと思う」と語った。

 大会の感想を改めて問われ、「やっぱり試合っていいなと思った。この場所が居心地がいいなと。もっと長くやっていきたいなと思う気持ちもある」と現役続行に含みも持たせた。さらに「もっとこの場所にとどまっていたいなという気持ちが強くなってる。世界の舞台はもっと居心地がいいのかなとも思う」と全日本の“先”を意識した発言も飛び出した。

 「今年で終わるのか、来年もやるのか、あと何年やるのか分からないけど」という言葉もあり、まだ気持ちは定まっていないようだが、前向きな気持ちになれるSPとなったようだ。

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