宇野昌磨節さく裂 高校生の質問に「夢を持ったことはない」
フィギュアスケートのGPシリーズ第4戦NHK杯(9日開幕・広島県立総合体育館)の前日練習が8日、行われ、男子はスケートカナダからの連勝を狙う平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が、4回転フリップなど高難度ジャンプを好調をアピールした。大会は9日に開幕し、男女ショートプログラム(SP)などが行われる。
記者会見では抱負を問われ「頑張るということしか、思いつかないので、頑張ります」と、いきなり宇野節をさく裂。「調子はとてもよかった」と納得しつつ、「いいときに限って試合の時に大きなミスをして、失敗して焦るというのが多々ある。気をつけて、強い気持ちをもってやりたい」と、力を込めた。
地元の高校生の「自分達はこれから進路を決めていくのですが、夢に向かっていく秘訣があれば教えてください?」という質問には、何よりも“今”を大事にする宇野らしさ全開。「僕にとって夢はない。1日1日目標を持ってそれを成し遂げるために努力している。夢を持ったことはないです」と、キッパリ。「どこに進んでいるかは分からないですけど、毎日必死にやってます」と、力強く語った。