貴乃花親方が相撲協会に退職届提出 夕方に会見開催へ

 貴乃花親方が25日、日本相撲協会に退職届を提出したことを発表した。

 貴乃花親方は書面で「本日、公益財団法人日本相撲協会に対し、年寄を退職させていただく旨の退職届及び、貴乃花部屋に所属する弟子、床山、世話人全員について所属先を変更させていただきたい旨の変更願いを提出いたしました」と報告。この日午後にも会見を行い、退職理由を説明するとした。

 貴乃花親方は24日に貴乃花応援会の公式HPで「皆様、長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼申し上げるとともに、弟子達を今後、末永く応援賜りますように何卒よろしくお願い申し上げます」と意味深コメントを掲載しており、退職するのではとの憶測が流れていた。

 貴乃花親方は大関・貴ノ花の次男で、88年春場所に初土俵を踏んだ。同期に兄の若乃花(3代目)や曙、魁皇らがいる。89年九州場所で新十両、90年夏場所で新入幕と順調に番付を上げ、92年初場所で初優勝。93年初場所後に大関昇進、94年九州場所後に横綱昇進を果たした。

 優勝22回の金字塔を打ち立て、兄の若乃花らと“若貴ブーム”と呼ばれた90年代の相撲人気の中心を担った。03年初場所で引退した後は相撲協会への貢献が大きかった者がしこ名のまま年寄を襲名できる一代年寄として協会に残り、貴乃花部屋の師匠として弟子を育成していた。

 二所ノ関一門に所属していた2010年の理事選で、一門を飛び出す形で立候補し、理事に当選。16年の理事選に当選後は理事長選挙にも立候補したが、現職の八角理事長に敗れた。

 17年の秋巡業中に、弟子の貴ノ岩が横綱日馬富士から暴行を受けた事件について、調査に非協力的だったことや、当時、巡業部長だったのにも関わらず巡業中に起きた出来事について任務を果たしていなかったことなどを理由に、理事職から解任された。

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