安美錦、3連勝で通算出場4位タイの1731回 トップの大潮まであと160回に

 「大相撲秋場所・3日目」(11日、両国国技館)

 元関脇で西十両筆頭の39歳、安美錦(伊勢ケ浜)が23歳の明生(立浪)をはたき込みで下し、初日から3連勝。通算出場回数が1731回に達し、史上4位の魁皇に並んだ。

 「並ぶのは光栄。入った時から稽古をつけてもらい、かわいがってもらった」としみじみ。トップの大潮まであと160回と聞き、「(まるで)架空の人物だね」と笑った。

 夏場所で再入幕したが、古傷の右膝を悪化させ4勝11敗と負け越し。先場所は十両で仕切り直した。30代最後の今場所、勝ち越せば自身の最年長記録を更新する40歳で再入幕も可能性は十分にある。

 3日連続で体もよく動く。この日も押し込まれて土俵際、右足1本残して相手を落とした。もの言いが付いたが、軍配通り安美錦の勝ちとなった。

 「毎日、毎日、気を引き締めてやるだけ。稽古場でやっていることを出す」と気は緩めない。日本選手として初めてテニスのグランドスラムを制した20歳の大坂なおみからもパワーを吸収。「考え方一つでプレーは変わる。相撲にも通ずる。我慢するのが大事」と目を輝かせていた。

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