39歳・安美錦3連勝、出場回数は歴代4位魁皇に並び「光栄」

明生(右)をはたき込みで下す安美錦=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲秋場所・3日目」(11日、両国国技館)

 元関脇で西十両筆頭の安美錦(39)=伊勢ケ浜=が明生(23)=立浪=をはたき込みで下し初日から3連勝とした。押し込まれて土俵際、右足だけで残して相手を落とした。もの言いが付いたが、軍配通り安美錦の勝ちとなった。

 「残っていると思った。かかとが付いていたかな、というくらい。取り直しになっても次はしっかり当たっていこうと思った。最後は残っていて良かった」と振り返った。

 通算出場回数が1731回に達し歴代4位の魁皇に並んだ。「並ぶのは光栄。入った時から稽古をつけてもらい、かわいがってもらった」としみじみ。トップの大潮の1891回まであと160回と聞き、「架空の人物だね」と笑った。

 夏場所は再入幕したが古傷の右膝を悪化させた影響もあり4勝11敗と負け越し。先場所、再び十両で仕切り直し。30歳代最後の今場所、勝ち越せば40歳で再入幕の可能性は十分にある。

 「毎日、毎日気を引き締めてやるだけ。稽古場でやっていることを出す」と3連勝にも気は緩めない。日本選手として初めてテニスのグランドスラムを制した大坂なおみに刺激。「考え方一つでプレーは変わる。相撲にも通ずる。我慢するのが大事。参考になる」と話していた。

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