幕下筆頭・豊ノ島が2連勝「白星先行でいい緊張感」 盟友の豊響をはたき込む

 「大相撲秋場所・3日目」(11日、両国国技館)

 元関脇で西幕下筆頭の豊ノ島(35)=時津風=が元幕内の豊響(33)=境川=をはたき込みで下し2連勝とした。

 押し込まれたが左に回り込み、鮮やかに土俵に落とし、ベテラン対決を制した。「立ち合い、踏み込めたのが良かった。向こうも相撲ははっきりしているから思い切って取れた」と納得顔で振り返った。

 幕内で何度も対戦した相手。「普段も仲がいい。2人で同時に再十両昇進しようという話は場所前にしていた」。ともに関取復帰を目指し、刺激し合って来た。

 幕内だった16年名古屋場所前に左アキレス腱(けん)を断裂。2場所連続全休し同九州場所で十両からも陥落した。そこから度重なるケガもあり、12場所連続で幕下生活が続いている。常に引退危機という瀬戸際の中、勝ち越せば関取復帰濃厚な地位まで回復してきた。「1-1と2-0では全然違う。白星先行でいい緊張感でできる」。気を緩めることなく残り5番を戦う。

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