宇良、引き落としで敗れる 前日に365日ぶり勝利も「もっと実力あげないと」

大翔樹(左)に敗れた宇良=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲秋場所3日目」(11日、両国国技館)

 昨年の秋場所で右膝を負傷し6場所連続休場から復帰した元幕内の人気業師、三段目の宇良(26)=木瀬=が大翔樹(追手風)に突き落としで敗れて1勝1敗の五分となった。

 突っかけられて2度目の立ち合い、持ち味の低い姿勢から攻勢に出たが土俵際、かわされバッタリ。「(相撲の流れが)良くなかったんでしょうね。前にしっかり出る相撲を取りたかったですけど」と淡々。土俵際、逆転負けに「(相手の)タイミングが良かった。(相撲勘は)負けたので何とも言えない。もっと実力を上げていかないとダメですね」と、反省を込めた。

 奇手・居反りの使い手、アクロバット力士として関学大から角界入り。速さと土俵際の粘りなどが光り、スピード出世した。昨年名古屋場所では最高位東前頭4枚目まで番付を上げたが翌秋場所2日目、右膝靱帯(じんたい)を断裂し3日目から途中休場。その後、手術を受け5場所連続で全休した。今場所、三段目の東91枚目まで番付を落とした。前日は365日ぶりの勝利を飾った。

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