大相撲新弟子検査、初の外国人高校横綱が受検 モンゴル人父とロシア人母のハーフ

新弟子検査で身長を測るチンゾリグ
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 大相撲秋場所(9日初日、両国国技館)の新弟子検査が4日、都内・両国国技館で行われ、昨年、鳥取城北高3年時に全国高校総体で優勝し、外国出身初の高校横綱となったアマルトゥブシン・アマルサナー(19)=モンゴル、二子山=が受検し、身長183センチ、体重135キロで体格基準をクリアした。受検した5人全員が身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準を満たし、内臓検査の結果を待って初日の9日に合格が発表される。

 アマルサナーは握力は右手70キロ、左手73キロ、背筋力200キロとさすがの身体能力。「ちょっとずつ上を目指して関取になりたい」と目を輝かせた。

 モンゴル人の父・アマルトゥブシンさん(47)とロシア人の母・ドラナーさん(45)とのハーフで14歳まで母とともにモンゴル国境に近いロシアのトゥバ共和国で育った。

 祖父アラプタン・ワレリー氏は身長2メートルの巨漢。トゥバ共和国でモンゴル相撲に近い「フレシ」という競技で3度の優勝を誇る“横綱”だった。その縁で3歳から“相撲”に親しみ実力を付けた。

 14歳時にモンゴルに移り父とともに生活。モンゴル相撲で好成績を収め、横綱白鵬(33)=宮城野=が主催する白鵬杯に参加するため来日。その際、白鵬の勧めで鳥取城北高への留学が決まった。

 1歳下の同級生、幕下の納谷(大嶽)、豊昇龍(立浪)、琴手計(佐渡ケ嶽)らが自身より一足早く角界入りし活躍。「ずっと(TVで)見ている。どんどん番付が上がっている。早く追い付きたい」とライバル心を燃やした。

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