日本ボクシング連盟が文書発表「事実関係を反映していない点や誤解が多々あります」

 助成金の不正流用や不正判定などの疑惑が出ている日本ボクシング連盟(山根明会長)に対し、都道府県連盟の幹部や元選手ら関係者333人がスポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送で提出した告発状に対して、日本連盟は1日、公式ホームページに「ご報告」とした文書を発表。先月30日夜に出した同タイトルの文書に続いて、再び反論した。だがその後、この文章は削除された。

 連盟は同日午後、森正耕太郎会長代行、吉森照夫副会長兼専務理事名義で文書を発表。文書では「7月29日以来、日本ボクシング連盟の事がマスコミに報道されお騒がせしております。この様な事態になりアマチュアボクシングファンの皆様、選手の皆様、関係者の皆様に多大なご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と一連の騒動を詫びた。

 そして「しかしながら一連のマスメディアによる報道の中には事実関係を反映していない点や誤解が多々ありますので、これらについて正しいご判断をいただきたく以下の通りご説明します」と続けた。

 文書では「1.成松大介選手の件」「2.国体の隔年開催について」「3.コーチ謝金の不正流用について」「4.不正審判の件」「5.会長接待の件」の5項目について説明。

 このうち「1」については「遺憾ながら、これは事実」と認め、「成松選手と指定の上、受けた助成金を他の選手に分けることは、本来の目的以外の使用ですので、不当な目的外使用に当たります」と謝罪。「ただ、このことは会長が他の2選手のことを思う親心からしたことであり、会長個人が個人の利益目的からしたことではありません」と強調した。

 しかし、「3」「4」「5」などには強く反論した。韓国合宿において、コーチが受ける計3万円の謝金の内の2万円を徴収し、不正流用とされていることについては、「選手の食事を含む観光目的のためにコーチ陣から寄付を募ることが果たして不正と言えるのでしょうか」と主張。「選手を観光案内するについて、いつものように山根会長に自己負担してもらうのはどうかと思うので、コーチ陣で2万円宛協力して食事を含む観光旅行の費用に充てよう」と説明し、賛成したコーチ陣から受け取ったとしている。

 不正判定については、指摘される2016年岩手国体での試合を持ち出し、「審判委員会で再三再四説明しているように、プロとは異なり、ダウンはクリーンヒットの一打であり、それ自体に加点することはありません」とアマチュアとプロの判定基準の差異を説明。「結局クリーンヒットの数の多寡によってポイントが決まるのです」として、ダウンを強調して不正判定とされたことに反論している。

 また、山根会長への過剰な接待については「日本連盟がそのような指示をしたことはありません」と否定。「この点についての告発側の言い分は、全く的を外れています」とした。

 だがその後、この文章はHPから削除された。理由は不明。

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