ボクシング連盟・山根会長 高校総体初日に姿見せず 副会長が「病気」と説明

 日本ボクシング連盟の山根明会長
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  助成金の不正流用などを告発されている日本ボクシング連盟の山根明会長が1日に岐阜市内で行われる高校総体ボクシングの開会式に出席しないことが同日、分かった。同連盟の吉森照夫副会長が明らかにした。

 吉森副会長は同市内のホテルで報道陣の呼びかけに、「会長は今日は来ない。病気」と返答。関係者の間では山根会長が入院するなどの情報が流れているが、「入院ですか」との質問には答えなかった。山根会長は開会式に出席する予定で、連盟関係者は準備を進めていた。

 日本ボクシング連盟は助成金の不正流用が指摘されているが、その他にも「日本ボクシングを再興する会」が出した告発状には、山根会長の親族が関わるとされる試合用グローブの不透明な独占販売や、コーチに一度渡された遠征の手当の一部が徴収されるような金銭問題が複数指摘されている。その他にも一部報道では山根会長が試合の判定にも関与していた疑いや、試合の際の山根会長に対する過剰接待などが報じられている。

 山根会長は騒動発覚以降、姿は見せておらず、この日会場にやってくるかどうかに注目が集まっていた。

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