日大タックル問題 第三者委が日大の口封じ認定「バッシングを受けることになるよ」

日大アメフト部反則行為についての第三者委員会での中間報告がおこなわれた=グランドプリンスホテル高輪(撮影・三好信也)
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 社会問題となっている日大アメリカンフットボール部による悪質タックル問題を調査している第三者委員会は29日、都内で中間報告会見を行った。

 中間報告では、同件の日大DL選手が関学大のQBに行った悪質タックルを「内田正人氏と井上奨氏の指示で行われたものである」と、すでに内田前監督、井上前コーチに除名処分を下した関東学連の調査同様に、両氏の指示を認定した。

 また同件発生後に一部の日大関係者が学生などに対して不当な圧力を掛けて、「口封じを行って事件のもみ消しを図ろうとした事実」が判明。5月14日に井上氏が内田氏の指示で本件に関係する選手らを三軒茶屋キャンパスに呼び出し、別の日大関係者が「本件タックルが故意に行われたものだと言えば、バッシングを受けることになるよ」などと脅し、暗に内田氏らの関与がなかったように説明することを求めたという。また、同月16日には部員に対し、日大職員が内田氏の指示については話さないように求めていることも記された。

 第三者委は「事故対応上の問題点として看過できない事実であり、今後、日大のガバナンスの在り方を検討する上で十分勘案していかなければならない」と、指摘した。

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