栃ノ心大関初稽古で“ワイン汗”母国ではお祭り騒ぎで連日酒宴

 大相撲夏場所後に大関昇進を果たした栃ノ心(30)=春日野=が13日、都内の部屋で大関として初の稽古を行った。前日に凱旋帰国していたジョージアから再来日。母国はお祭り騒ぎで連日酒宴だっただけに「汗?気持ち悪い。ワインが出てきた」とまずは“ワイン汗”を絞り出した。

 場所後初、17日ぶりの稽古。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)の叱咤(しった)でお祝いムードも吹っ飛んだ。

 「お前、(稽古を)やれないのか?。焦ってやらないとダメだぞ!」。まな弟子は慌てて若い衆に胸を出し約20分、なまった体に必死にムチを入れた。

 母国では「大関~」とどこに行っても大声援。昨年11月に誕生した長女、アナスタシアちゃんを初めて抱っこした。「(自身と似ていると)少し思った。普通の7カ月の子より9センチも大きいんだよ」と、目尻を下げっぱなし。「きょうからまたやっていかないと。(名古屋場所の)目標は10勝」。英気を養い、新大関が始動した。

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