ソチ、平昌の２大会で五輪連覇を達成し、国民栄誉賞受賞が決まっているフィギュアスケートの羽生結弦（２３）＝ＡＮＡ＝が８日、ＪＯＣスポーツ賞の「年度賞　特別栄誉賞」を受賞し、都内で行われた表彰式に出席した。今後挑戦したいこととして、４回転アクセルジャンプがあるとあらためて発言し、「メラメラしてます」と燃え上がる思いを表現した。

　感動の平昌五輪を「平昌オリンピックでは自分の一番高い難易度の構成ではなかったんですけど、自分の中で言えることとしては、あの時の自分の実力の最高難易度のものを、そして最大限のものを出し切れたと思っています」と振り返った。今後も挑戦者として、「挑戦にはやはりけがというリスクもつきものですし、失敗っていうことも確実に経験しなくてはいけないと思っています。だからこそ、それが成長につながると僕は思っていますし、それが技術的な面だけではなくて、メンタル面であったり人間としての成長にもつながるのかなと思っています」と競技に向き合っていくとした。

　五輪連覇を成し遂げ、「達成感もすごくあります」としたが、今後挑戦したいことがあると明言。「やっぱり４回転アクセルへ向けて少しずつ挑戦したい気持ちはありますが、体の状態、心の状態等、ゆっくりと進めていかないといけないと思います」と語った。