栃ノ心、大関昇進確実で春日野親方も感慨「大関、横綱は夢だった」

大関昇進が目前となり、笑顔で会見する栃ノ心=東京都墨田区の春日野部屋(撮影・出月俊成)
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 大相撲の夏場所(27日千秋楽、両国国技館)で13勝を挙げ大関昇進を決定的にした関脇栃ノ心(30)=春日野=が28日、都内の春日野部屋で一夜明け会見を行った。30日、名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)の番付編成会議と臨時理事会を経て、新大関・栃ノ心が正式誕生する。

 師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)と並び、緊張気味。「これからもっと頑張らないといけない。プレッシャーとかあまり考えず一番一番と思ってやった。(大関とりは)10連勝した時、これからもう少し頑張ればいけるんじゃないかと思った」と、夏場所を振り返った。

 師匠は「よく頑張りました。コツコツコツコツやり続けてきたことが遅咲きですが実ったのかな。私と同じタイプで教えやすかった。上手の取り方、出し方は私ができなかったことができる」と、褒めた。

 横綱栃錦、栃ノ海を輩出した名門部屋に栃ノ海、栃洸がW昇進して以来の大関誕生。「部屋の歴代の師匠にいい報告ができる。そういう感覚は常にあった。大関、横綱は夢だった」とかみしめた。

 30日、部屋で使者を迎え伝達式が行われる。恒例の口上は「親方と相談して決めないと。(まだ)考えていない」と栃ノ心。師匠は「彼らしい口上を。彼の信条をシンプルにいきたいと思う。栃ノ心の相撲は(立ち合い)変わったものはない。積み重ねたものを大事に。できるだけシンプルに。そこらへんを考えながら」と話した。

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