バド「フクヒロ」移籍理由を説明 今井氏と東京五輪目指す

 バドミントン女子ダブルス世界選手権銀メダルの福島由紀(25)、広田彩花(23)組が9日、2人の連名で声明を発表。4月末に再春館製薬所を退社して岐阜トリッキーパンダースに移籍した理由を初めて説明した。

 岐阜には金銭的不正行為があったとして再春館製薬所の監督を解任された今井彰宏氏が在籍する。「彰宏さんの移籍先のチームで、一緒に東京五輪を目指す」ために決断。自分たちから今井氏に指導を依頼したことを明かし、「『引き抜き』ではなく『押しかけ』です」とした。

 「日本代表に入るまでの約5年間、彰宏さんとともに歩んできた。この約5年間の土台の上に今の私たちがある」と、前身のルネサス時代から指導を受ける今井氏を厚く信頼。リオ五輪金メダルの高橋礼、松友組(日本ユニシス)らライバルに勝つためには「彰宏さんのサポートが必要」と強調した。今回の移籍について応援や批判の声もあるとした上で、「後悔したくない。そう思って前に進みました」とつづった。

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