栃ノ心の優勝インタビューに温かい拍手 前場所V白鵬は万歳三唱で物議

初優勝し、八角理事長(左)から賜杯を受け取る栃ノ心=両国国技館
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 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 14日目に初優勝を決めた前頭三枚目の栃ノ心(春日野)が同5枚目の遠藤(追手海)を押し出しで下し、白星で千秋楽を締め、14勝1敗で初場所を終えた。

 取組後の表彰式では、土俵下で恒例の優勝インタビューに応じ「本当にうれしいです」を連発した。前日優勝を決めた後、母国ジョージアで過ごす妻ニノさんらと「テレビ電話で泣きながら話しました」と、喜びを分かち合ったことを明かし、観客からは温かい拍手が送られた。

 インタビューの最後には優勝経験者となる今後の抱負を問われ、「けいこを頑張って、親方の言うことを聞いて来場所いい相撲を取れるよう頑張ります」と迷うことなく誓った。

 昨年11月の九州場所では、優勝した白鵬がこのインタビューで観客に万歳三唱を求めたり、当時暴行騒動に揺れていた日馬富士や貴ノ岩の復帰に言及したりするなど様々な物議をかもした。前十字じん帯断裂などの大けがを乗り越えての栃ノ心の日本語でのインタビューは「本当にうれしい」という喜びと、応援してくれる周囲への感謝を示すものに終始し、国技館が温かい雰囲気に包まれた。

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