大鵬の孫・納谷幸之介が大嶽部屋に入門 新序出世披露で祖父の化粧まわし着用へ

 大相撲の元横綱大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・納谷幸之介(埼玉栄高3年)が19日、同校で大嶽部屋への入門会見を行った。初土俵を予定する初場所(来年1月14日初日、両国国技館)の新序出世披露では祖父の化粧まわしを着用する意向も明かされた。祖父、父譲りの巨漢で押し相撲を武器に高校では選抜、国体を制した。優勝32回を誇る“昭和の大横綱”のDNAが平成によみがえる。

 会見には38社、約50人の報道陣が集まる大注目となった。幸之助は「小さい頃からの夢。ずっとプロになると思っていた。プレッシャーはない。注目はありがたい。注目に似合う活躍をしていきたい。幕内で活躍できる力士になりたい」と強心臓で言い切った。

 大鵬の教えを継承する師匠の大嶽親方(元十両大竜)はサプライズを用意する。デビューする初場所の新序出世披露で「彼(孫)だから許される」と、大鵬の化粧まわしを着用し“晴れ舞台”に臨む意向を明かした。

 祖母で大鵬夫人の芳子さん、大鵬の三女で母の美絵子さんも、納谷家の新たな歴史の一歩を見守った。芳子さんは幼少期、幸之介が祖父に「親方より強くなる!!」と宣言した逸話を懐かしみ、「(顔つきが)似てますよね、だんだんと」と大鵬と重ね合わせた。

 身長190センチ、体重160キロの堂々たる体格で高校2年時に選抜で団体・個人優勝、3年時の国体で団体・個人優勝した。祖父、父譲りの能力もホンモノだ。

 偉大な祖父の映像を見て「最後まであきらめない根性がすごい」と熱くなった。「力強い」四股など土俵で教わり、「自分で決めたことは一生懸命やれ」との金言を胸に刻む。

 祖父と同じく、初土俵時のしこ名は本名の納谷。「巨人・大鵬・卵焼き」と称された“昭和の大横綱”のDNAを継ぐ17歳がスター街道を駆け上がる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス