正代が横綱鶴竜とぶつかり稽古 大相撲冬巡業
大相撲の冬巡業が9日、熊本県で行われ、同県宇土市出身の幕内正代(時津風)が大声援に応えハッスルした。朝から握手会をこなすと、稽古では横綱鶴竜(井筒)から指名され全力でぶつかった。
続いてぶつかり稽古にも胸を出してもらい、何度も土俵に転がされ、泥まみれ。「正代、頑張れー」の声に必死で立ち上がった。
「結構盛り上がって応援はうれしい。いろんな人に声をかけてもらい、地元で注目されてやる気にもつながる」と感謝しきり。
昨年4月16日には熊本地震が起き、つめあとは各地に残る。帰省するたびに復興は感じるが「少しずつ。まだ手つかずのところがたくさんある」と、心を痛めている。「少しでも元気、勇気を与える相撲が取れれば」と、奮起を誓った。