各国スポーツ界からIOC支持の声 韓国メディアは「大きな悪材料」
国際オリンピック委員会(IOC)は5日、スイスのローザンヌで理事会を開き、国主導でドーピングの組織的不正があったとしてロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止とし、来年2月の平昌五輪から同国選手団を除外することを決定。各国のスポーツ界からはIOCの姿勢を支持する声が相次いだ。
02年ソルトレークシティー五輪のスキー女子距離複合で、ロシア2選手のドーピング違反により銅から金メダルに繰り上がったベッキー・スコットさん(カナダ)は、ツイッターに「潔白な選手と公正なスポーツにとって強いメッセージだ」と書き込んだ。英国のクラウチ・スポーツ相も「スポーツの尊厳を守り、公正に競争できる場所を選手に与えるために、重要な一歩だ」と投稿した。
一方、韓国の聯合ニュースは北米プロアイスホッケーNHLの不参加に次ぐ「大きな悪材料」と報道。「冬季スポーツ5強」の一角を成すロシアの選手団除外により「大会の格は下がらざるを得ない」と懸念した。