フィギュアスケート男子の昨季世界選手権銀メダリスト・宇野昌磨（１９）＝トヨタ自動車、中京大＝が２０日、グランプリ（ＧＰ）シリーズ第２戦スケートカナダ（２７日開幕、レジャイナ）出場のため、中部国際空港からカナダへ出発した。「現地に行ったら、テンションも上がると思う」と宇野。開幕を１週間後に控えての出発は、例年苦手としてきた時差ぼけを早めに解消するため。

　９月のロンバルディア杯（イタリア）で、宇野は自己最高を更新する合計３１９・８４点で２連覇して五輪シーズンを好発進。スケートカナダと第５戦フランス杯（１１月１７日開幕）の２戦合計で上位６位以内に入れば、地元・名古屋で開催されるＧＰファイナル（１２月７日開幕）へ３季連続で進むことになる。「出られるように頑張らないといけない。皆さんの期待に応えられる演技を」と笑顔で誓って旅立った。