38歳安美錦、敬老の日に「いたわって」 豊響下し3敗守る

 「大相撲秋場所・9日目」(18日、両国国技館)

 元関脇で東十両2枚目の安美錦(38)=伊勢ケ浜=が豊響(境川)をはたき込みで下し、6勝目(3敗)を挙げた。

 1度つっかけられて2度目で立つ。当たると見せかけ右に変わると、頭を両手で抑え、仕留めた。「立ち合いが合わなかった。ああいうことするつもりはなかったんだけどね。体と一致していない。嫌な感じ。すっきりしない」と首をかしげた。前日も立ち合いが合わず、一気に押し出された。「昨日といい、きょうといい中途半端。考えていることをしっかりやらないと」と、勝って反省した。

 昨年夏場所で左アキレス腱を断裂して途中休場。同名古屋場所も休場して幕内を陥落。十両7場所目で勝ち越せば、幕内返り咲きも視界に入る。十両V争いは大混戦で、2敗がいなくなり、3敗でトップタイ。「それはどうでもいい。勝ち越してからの話」とあと2勝に全力を挙げる。

 この日は敬老の日。大ベテランは「このまま歩かなくてもおんぶしてくれるとか労(いたわ)ってほしいね。それか、相撲取らなくても勝ちでいいようにして欲しい」と、“お年寄り”へのご褒美を求めていた。

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