白鵬の日本国籍取得に母は「運命だ」 周囲の人に感謝述べる

 「大相撲名古屋場所・12日目」(21日、愛知県体育館)

 横綱白鵬が新大関高安を押し倒して1敗を守り、元大関魁皇(現浅香山親方)を抜いて、単独史上1位となる通算1048勝目を挙げた。1年前の右足親指骨折などの故障を乗り越えての新記録にガッツポーズで喜びを爆発させた。2場所連続優勝へ、14日目に大関豪栄道に勝ち、ただ1人2敗の平幕碧山が敗れれば、千秋楽を待たずに、自らの史上最多記録を更新する39回目の優勝が決まる。

 白鵬の母タミルさん(69)はウランバートル市内のホテルで観戦し「日本とモンゴル両国民にとって喜ばしい」と笑顔を見せた。20日に白鵬と電話で話し「支援してくれた人が喜ぶようないい相撲を取って」と励ました。「いい人たちに囲まれ、日本国民から厚いもてなしを受けたおかげで、こんなに強い横綱になれた」と感謝。白鵬が日本国籍取得の意向を持っていることについては「国籍を取るのは時間の問題で、運命だと思う」と話した。

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