豊ノ島が12年ぶりの河津掛けで3勝目「ベテランの意地」と冗舌

 「大相撲名古屋場所・10日目」(18日、愛知県体育館)

 元関脇で東幕下28枚目の豊ノ島(34)=時津風=が豪頂山(峰崎)を河津掛けで下し3勝目(2敗)を挙げた。土俵際、追い込まれたが巻き替え。相手が外掛けに来たところを「狙った」と鮮やかに逆転の投げを決めた。

 河津掛けは幕内だった05年九州場所4日目、若兎馬相手に決めて以来2度目。「ベテランの意地。立ち合いから河津掛けを狙っていた」と冗舌だった。

 昨年の名古屋場所前に左アキレス鍵を断裂。2場所連続休場し十両も陥落した。故障の影響で満足いく稽古が積めず、2場所負け越し幕下は5場所目。「今の状況のような相撲だった。あきらめずに踏ん張ろうという」と、崖っぷちでまさに執念。「まずは勝ち越し。あと2つしっかり勝って少しでも番付を戻せるように」と話した。

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