大野&ベイカー柔道史上初2冠狙う 東京五輪新種目に柔道混合団体

 リオ五輪で金メダルを獲得し、記者会見に臨む(左から)ベイカー茉秋、大野将平、田知本遥
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 国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、2020年東京五輪の新種目に、日本のメダル獲得が有望な柔道混合団体や卓球混合ダブルスを選んだ。昨年のリオデジャネイロ五輪で実施した28競技では306種目から321種目に増え、野球・ソフトボール、空手など18の追加種目を含めて史上最多の339種目となった。種目が増えた一方、追加種目を除いた選手数は285人削減され、105人の陸上を筆頭に、重量挙げ、レスリングで削減数が顕著だった。

 海外勢を鮮やかに投げる放物線が、柔道版の“栄光の架け橋”となるか。新種目となった男女3人ずつの柔道混合団体で、日本は金メダルの大本命となりそうだ。

 この日、都内のイベントに出席したリオ五輪男子90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(22)=日本中央競馬会=は「団体は体操の日本の金メダルを見て、すごくうらやましいと思っていた。柔道の魅力を伝える絶好の機会だと思う。個人だけじゃなく団体でもメダルを狙える。もちろん金を狙っていきます」と鼻息荒く話した。

 国際柔道連盟(IJF)の提案では、男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の計6選手での構成となる。日本のリオ五輪メンバーで当てはめれば、男子73キロ級の大野将平、90キロ級のベイカー、女子70キロ級の田知本遥と金メダリストが3人。さらに最重量級は男子100キロ超級の原沢久喜が銀メダル、女子78キロ超級の山部佳苗が銅メダルを獲得している。リオでは振るわなかったが女子57キロ級にはロンドン五輪金メダリストの“野獣”松本薫がいる。

 大野とベイカーは東京五輪が充実期を迎える年齢。他の階級も若手が育っており、日本優位は揺るがない。大野が「(他競技の選手が)メダルを何個も首に掛けていて、いいなと思ってた。日本人は団体が好き。盛り上がるのは確実」と腕ぶせば、全日本柔道連盟の山下泰裕副会長も「史上初めて柔道選手が複数の五輪メダルを獲得するチャンス。新世代のスター誕生を期待したい」と、胸を弾ませた。TOKYOの畳で、お家芸の新たな扉が開かれる。

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