羽生結弦“平昌用SP”初披露 世界一の「バラード第1番」で連覇へ

 フィギュアスケート男子の世界王者・羽生結弦(22)=ANA=が26日、千葉市内で開催されたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演し、連覇の懸かる平昌五輪シーズンに挑むショートプログラム(SP)「バラード第1番」を初披露した。

 ソチ五輪後の14-15、15-16シーズンにも使用したショパン作曲のピアノ曲で、世界歴代1位の110・95点をたたき出したSPナンバー。ANAの城田憲子監督は「(五輪シーズンは)4年間で1番いい作品をやるべき」と説明した。

 一昨年と同様、水色のグラデーションの衣装に黒のパンツ姿で登場すると、同じように首を回しながら演技をスタート。ジャンプは冒頭に2回転ループ、後半にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループ-3回転トーループという構成だった。最後もこれまでのプログラム同様、両手を返して横に広げるポーズでフィニッシュ。大歓声に包まれながら、2季ぶりの“勝負曲”をかみしめた。フィナーレ後には「久しぶりにアイスショーに出られて、本当に幸せです」とマイクを手に語った。

 一昨年のプログラムは冒頭に4回転サルコー、続けて4回転トーループ-3回転トーループ、演技後半にトリプルアクセルというジャンプの構成。仮に2回転だった冒頭のループジャンプを4回転で成功させたとすれば、“世界最高プログラム”を上回る高難度プログラムとなる。

 またこの日は、国際スケート連盟が来季のGPシリーズ全6大会の出場選手を発表し、羽生は第1戦ロシア杯(10月20日開幕・モスクワ)と第4戦NHK杯(11月10日開幕・大阪)に決定。自身の持つ記録の更新と、66年ぶりの五輪連覇という偉業へ、羽生の挑戦が始まった。

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