シンクロ・井村コーチが伊調馨の現役続行を強烈後押し「花で散る必要ない」

 シンクロナイズドスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチが14日放送のNHK「サンデースポーツ」にVTR出演し、女子レスリングで五輪4連覇中を達成した伊調馨へ熱いエールを送った。

 井村氏は、番組のマンスリーキャスターを務める伊調と対談。リオデジャネイロ五輪で2種目で銅メダルに導き、「シンクロ日本」を復活させた、その指導哲学などについて語った。

 その後、井村氏は、現役続行について白紙としている伊調へ対し、「今度、東京オリンピックじゃないですか。開催国のときに、そのスポーツに関われるなんて、宝くじ(に当たったようなもの)です」と、どんなに希有な巡り合わせであるかを説くと、「無理して、無理して、だいぶ無理して、選手できるんだったら、やった方がいいと思う」と東京五輪挑戦を強く勧めた。

 さらに続けて、井村氏は「選手というのは、終わり方ってすごく大切でね。ひとつ言えることは、花なんかで散らなくていい。花で散る必要はない。選手を辞める、辞め際は、力尽きて辞めた方がいいと思う。選手人生に悔いなしって、悔いなしの幕引きをしてもらいたいと思う。その時に、マスコミがいろいろなこと言って取り上げるけど、そんなの別」と断言。余力を残した状態での引退ではなく、限界ギリギリまで戦ってから辞めるべきだと、伊調の背中を強く押したのだ。

 この井村氏の金言とも言える強烈な叱咤に「勉強になりました。復帰かあ~…」とポツリ。この日の生放送でも対談を振り返り、「今、ますます悩んでますね」と心を揺さぶられてたようだった。

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