横綱日馬富士、春巡業参加「膝が痛い。水がたまっている」

 大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が20日、千葉県柏市で行われた春巡業の幕内稽古で初めて相撲を取り、関脇高安(27)=田子ノ浦=を指名し三番稽古を行った。

 左肘、右膝痛と体は満身創痍(そうい)。それでも横綱白鵬(32)=宮城野=が合流し、否が応でも高まる緊張感に土俵への意欲が抑えられなかった。

 8番を取って7勝1敗。3番以降は相手の力を存分に受け止め、寄り切る横綱相撲を続けた。途中からは両肘のサポーターも外すなど、気合はあふれた。

 「いい汗を流したかった」と振り返ったが、代償もあった。「痛い。膝が痛い。水がたまっている」と顔をしかめた。「相撲が好きだから稽古をしないのはつらい。心の声は『まだ治っていない』と言う。取るか取らないかで取る方が今回は勝った。その気持ちは(他人には)分からない」と、まくしたてるように話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス