白鵬 V40宣言!知人の言葉で目が覚めた 稀勢Vも刺激「今度は自分の番」

 靖国神社奉納大相撲で中庭参拝を行った白鵬
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 大相撲の横綱白鵬(32)=宮城野=が17日、東京・靖国神社での奉納相撲で春巡業に復帰した。史上最多37度の優勝を重ねる最強横綱は前人未到40度の大台優勝を新たな目標に復活することを宣言。右太ももなどを負傷し春場所を途中休場したが夏場所(5月14日初日、両国国技館)へ心身とも上昇一途。2場所連続優勝中の横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=から主役を奪う。

 史上最強横綱、白鵬は知人の言葉に「体が熱くなった」と言う。「31回以上の優勝は3人いるけど、大台40回は誰もいないよ」

 優勝回数は前人未到を更新し続ける37回。敬愛する偉大な先輩・大鵬の32回を超えてからは「優勝への目標を失っていた」と胸の内を明かす。それが「大台」という考え方一つでバチンと目が覚めた。「40回というのを平成の土俵で皆さんにお見せしたい」と闘志に再び火が付いたのだ。

 右太もも、古傷の右足親指痛で春場所は5日目から途中休場。治療のため帰国したモンゴルでは初めてヨガを取り入れるなどリハビリに励み、12日に再来日した。

 休養中は自身とじっくり向き合った。「昔に戻ることはできない。今ある体つき、体の鍛え方を考えながらやっていく」。32歳、新たな境地で臨む。

 5場所優勝から遠ざかる。先場所は稀勢の里が左肩、胸部に重症を負いながら逆転優勝した。「ほやほやの新横綱が責任を果たした。『今度は自分の番』という気持ちにならないといけない」と何よりの刺激になった。

 この日は力強い横綱土俵入りを披露し、ファンの「お帰りなさい!」の大コールを浴びた。幕内取組では横綱鶴竜相手にがっぷりと組み、最後は寄り切った。存在感はやはり抜群。稀勢の里に立ちはだかる強い白鵬が待ち望まれる。

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