御嶽海 故郷凱旋「長野の横綱」満員御礼6000人

 大相撲の春巡業が14日、長野県松本市で行われ、同県出身の小結御嶽海(24)=出羽海=の凱旋に満員御礼6000人が集まる大フィーバーとなった。横綱稀勢の里も白鵬も不在の中、関取衆が「長野の御嶽海は横綱かと思った」とビックリするほどの人気だった。

 同県では47年ぶり関取、84年ぶり三役となった。地元の大スターが演じる終日の「長野御嶽海劇場」だった。

 早朝から御嶽海ちゃんこ鍋に長蛇の列ができた。午前の稽古は横綱鶴竜の胸を借り、ぶつかり稽古。転がされ泥まみれになり「頑張れー」と老若男女の声が飛んだ。握手会、サイン攻めに加え子供相撲でも大活躍。髪結いの実演も披露するなど、まさに“フル出演”だった。

 三役に返り咲いた先場所は9勝6敗。「勝ち越して長野に帰って来れたのがうれしい(子供らが)自分に続いてプロに入って追いかけて欲しい」と故郷へ熱い思い。まずは「関脇に上がる」ことが目標ながら大関、横綱を狙える大器。「期待に応える」と、さらにビッグになっての凱旋を誓った。

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