真凜、自己ベスト更新!SP2位発進で連覇見えた

 本田真凜
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 「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」(17日、台北アリーナ)

 女子SPが行われ、連覇を目指す本田真凜(15)=大阪・関大中=は自己ベストを2・24点更新する会心の演技で68・35点の2位につけた。3位の坂本花織(16)=神戸FSC、5位の白岩優奈(15)=関大KFSC=もそろって自己ベストを更新。首位は70・58点のザギトワだった。

 1年分の思いを昇華して銀盤に立った。本田は3回転フリップ-3回転トーループなど全てのジャンプを加点がつく出来栄えで成功。米国に渡って修正したステップも最高評価のレベル4を獲得した。自己ベストを更新する会心の演技を見せ、「会場の雰囲気もプレッシャーも楽しみながらできた」とにっこり。ここぞで勝負強さを発揮し2位につけた。

 昨年大会で優勝して以降、周囲の注目と重ねるように、本田自身が自分に対して期待するようになった。もっとできる。こうしないと-。重圧に押しつぶされそうになったSP前夜、本田に優しく語りかけてくれたのが浜田コーチだった。

 「去年優勝したからってハンディはない。みんな同じ立場からの勝負だから、自分だけ特別だと思わないようにしよう」。そしてもう一つ、本田の心に響いたのは「真凜のスケートが好きだと思ってくれる人に、一人でも笑顔になってもらえるような演技をしよう」という言葉だった。

 自身に向けられた強すぎる思いは、みるみる解けた。「全て吹っ切れて演技できた」とすがすがしい表情を浮かべた本田。首位とは2・23点差。昨年大会もSP2位発進だっただけに「追いつくって気持ちしかない」と強気だ。凛とした表情がたくましい。1年間の成長をフリーの演技で証明する。

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