連覇の重圧? 本田真凜ミス続出 公式練習で3回転不発
「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」(15日、台北)
開幕し、男子ショートプログラム(SP)で15歳の島田高志郎(岡山・就実中)は68・77点で12位、18歳の友野一希(大阪・浪速高)は68・12点で14位となった。女子で2連覇を狙う本田真凜(15)=大阪・関大中=らは17日のSPへ向け、公式練習で調整した。
日本勢初の連覇という重圧が押し寄せているのか。練習リンクで約35分間の公式練習に臨んだ本田は、フリーの曲を流した演技中に3種類の3回転ジャンプが2回転になり、連続ジャンプが単発になるなどミスが続いた。
浜田コーチが常々「気分屋だから(好不調が)よく分からない」と首をかしげるように、波があった。頂点に立った昨年は「優勝したいという気持ちがなかった自分で、あの演技ができた」ことから、現地入り後の本田は連覇へ、あえて無欲を強調した。
まだ15歳。昨年の世界ジュニア選手権を制して以降、連覇が目標と言い続けてきた。練習時間の終了ぎりぎりまでリンクに残って修正に努めた真凜。気持ちの面でも最終調整をして、SPへ万全の状態で臨む。