「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」（１５日開幕、台北）

　フィギュアスケートの世界ジュニア選手権（１５日開幕）へ向けた公式練習が１４日、台北アリーナで行われた。本番会場での初練習を終えた本田真凜（１５）＝関大中＝は「軟らかいリンクが好きなので合ってる。あとはやるしかない」と好感触をつかんだ様子だ。

　日本勢初の連覇がかかる大舞台。最初の練習直後に本田の口から飛び出したのは「慣れた感じ」という言葉だった。昨年５月、この世界ジュニアを見据えて同会場で開催されるアイスショーに参加。「そのときからずっと意識して、雰囲気も覚えていた」と言い、頭の中では何度も滑ってきたリンクだ。

　２月の全国中学校スケート大会でも「氷の感覚が似ている」と、本番会場をイメージして試合に臨み、優勝。入念に“リハーサル”を重ねてきただけに「戻って来られてよかった」とはにかんだ。

　「後悔のないような演技にしたい」と本田。１年間積み重ねてきた力を、まずは１７日のショートプログラム（ＳＰ）で発揮する。