札幌に手ごわいライバル登場 スイス・シオンが26年冬季五輪招致へ

 札幌市が開催を目指している2026年冬季五輪の招致に、スイス南部のシオンが乗り出す見通しとなった。スイス・オリンピック委員会が7日、ベルンで理事会を開き、招致計画の評価報告書を検証して支援を決定した。4月の総会で承認を諮る。

 26年五輪にはインスブルック(オーストリア)やカルガリー(カナダ)も興味を示している。シオンは06年五輪招致の決選投票でトリノ(イタリア)に敗れており、1948年サンモリッツ大会以来となるスイスでの開催を目指す。

 シオンは人口約3万3千人の山あいの都市。AP通信は、800万スイスフラン(約9億円)の計画で、五輪・パラリンピックの開催で最大25億スイスフランの経済効果を生む可能性があると見込んでいると伝えた。

 スイス・オリンピック委員会のシュタール会長は「成功を確信している」と述べ、18年平昌(韓国)、20年東京、22年北京とアジア開催が続くため、欧州には追い風との見方を示した。開催都市は19年の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる。

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