アマ横綱の中大・矢後太規、尾車部屋に入門 目標は「稀勢の里関のような相撲」

 昨年12月、相撲の全日本選手権で優勝した中央大4年の矢後太規(やご・たかのり、22)が7日、都内の同大駿河台記念館で大相撲尾車部屋への入門会見を行った。186センチ、170キロの恵まれた体格。同大では26年ぶりアマチュア横綱に輝き、幕下15枚目格付け出し資格を獲得した。

 両膝に故障を抱え、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で初土俵となるかは今後の状態次第。黄金新人を託された尾車親方(元大関琴風)は「しっかりと育てて大関、横綱に育てるように全霊を注ぐ。私と同じで左四つ。下半身がまだ硬い。私と同じに歩まないよう、ケガだけしないように。(デビューは)3月か5月か7月か、はっきりと決めていない」と慎重に育成していく。

 5部屋からスカウトされた逸材は「緊張しています」と会見では汗。「下半身を鍛えて番付を駆け上がりたい。右上手を取って相手に体をぶつけていく相撲を取りたい」と抱負。目標の力士に「稀勢の里関のようなどっしりとした相撲を目指してやりたい」と、同じ左四つの新横綱を目標に掲げた。

 同大相撲部の平岩大典監督は「真面目にコツコツやるタイプ。本人が努力して積み上げてきた」と評した。

 同大からは豪風(尾車)以来、15年ぶりの角界入りとあって、幕内最年長37歳の先輩も会見に駆け付けた。「悔いない相撲を取って欲しい。自分も矢後から学びたい」と、エールを送った。

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