２０００年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん（４４）が２４日、都内で行われた日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の理事会に出席し、五輪・パラリンピックで選手らが着る公式スーツについて提案した。

　「選手から話を聞く中で“五輪が終わってからも、普段着れるようなものにしてほしい”という意見がある。せっかく仕立てのいいものなので、考えてもらえたら」。

　夏季のロンドン大会、リオ大会では、開会式や閉会式で着る式典用のスーツは赤と白の“日の丸カラー”だった。高橋さんは理事会後、「（五輪後のイベントで着ても）電車に乗るには着替えないといけない。シドニーは紺だったので、うらやましがられる」と、話した。