伊藤が連勝でW杯3勝目「ジャンプの平均レベルが上がっている」高梨は2位で50勝は持ち越し

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(21日、クラレ蔵王シャンツェ)

 前週の札幌大会でワールドカップ(W杯)初優勝を果たし、前日(20日)に2勝目を挙げた伊藤有希(土屋ホーム)が、1本目100メートル、2本目94・5メートルの227・0点で優勝。初の連勝でW杯3勝目を挙げた。

 W杯通算50勝のかかった高梨沙羅(クラレ)は1本目99・5メートル、2本目94・5メートルの226・2点で伊藤に次ぐ2位となった。

 優勝した伊藤は国際スキー連盟(FIS)の公式インタビューに対し、英語で「蔵王の2大会で連勝できてとてもうれしい。(札幌、蔵王でどうして強くなったかは)自分では分からないが、ジャンプ技術の平均レベルが上がっていると思う。(日本では)観客から大きなパワーをもらっていた。(次戦のルーマニア大会は)いい印象なのでベストを尽くしたい」と答えた。

 前日は1本目3位からの逆転勝利だったが、この日は1本目でトップに立ち、2本目でその座を守った。伊藤は表彰式後、「きのうとはシチュエーションが違ったが、きょうも2本ともタイミングが遅れたジャンプだったが、観客の皆さんに後押しされて優勝することができました。1本目はK点を越えることができたが、2本超えることが目標なので、次の試合で気を引き締めて頑張りたい。蔵王のジャンプ台は私にとって幸運の場所で、日本の皆さんの前で2勝できてうれしい。今シーズンは世界選手権という大きな大会があるので、さらに調子を上げていけるようにしたい」と話した。

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