伊藤有希が感謝の2勝目 ゼッケン39にちなみ「サンキューということで」

 W杯ジャンプ女子第9戦で優勝し、表彰式で声援に応える伊藤有希
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 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(20日、クラレ蔵王シャンツェ)

 個人総合2位の伊藤有希(22)=土屋ホーム=が1本目89・5メートルで3位につけると2本目で94メートルを飛び、213・6点で逆転し、W杯2勝目を達成した。

 14日の札幌大会でW杯初優勝を達成したばかりの伊藤が、1本目3位から逆転で2勝目。初Vからわずか6日後の2勝目に「内容は札幌の方がよかったけど、優勝できてうれしい」と、破顔一笑した。

 この日のゼッケン39にちなみ「観客の皆さんも寒い中見てくれていた。ビブスも39ということで、“サンキュー”ということで感謝の気持ちを伝えられたら」と、舌も滑らかだった。

 日本開催の4連戦の前までW杯個人総合争いで、高梨に208点差あったが、この3試合で105点詰めて、103点差まで迫ってきた。初の総合Vも狙える勢いだ。

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