大坂なおみ逆転で2年連続初戦突破!次は第9シード

 「テニス・全豪OP」(17日、メルボルン)

 シングルス1回戦が行われ、女子で世界ランキング48位の19歳、大坂なおみ(日清食品)が同183位のラクシカー・クムクム(タイ)に6-7、6-4、7-5で逆転勝ちし、2年連続で初戦を突破した。2回戦で第9シードのジョアンナ・コンタ(英国)と対戦する。男子では世界99位の西岡良仁(21)=ミキハウス=が予選を勝ち上がったアレックス・ボルト(オーストラリア)を下し、全豪初勝利を飾った。

 予選勝ち上がりだった昨年とは違い、今年は主催者推薦の格下が相手。「1回戦で負けたくない」という思いが大坂の緊張感を高めた。まだ19歳。経験不足が出た。重圧でショットが乱れ、55本もミス。フルセットの苦戦を強いられたが、2時間半近い戦いで何とか打ち勝った。

 第1セットはストロークが不調だった。タイブレークで2-1から6連続失点し、「本当に緊張していた。リラックスしようとした」。テーラー・コーチの前向きになれる言葉が記されたメモを見て、自らの心を静めた。気持ちを立て直して第2セットを奪うと、最終セットもパワーで押し切り、左拳を強く握りしめた。

 ニュージーランドでの今季初戦で痛めた左手首は「完全に大丈夫」ときっぱり。同コーチが「なおみは誰でも倒せる」と太鼓判を押すホープは初戦を乗り切り、次は第9シードのコンタに挑む。格上となら「(自分の)プレーをやるだけ」。今度は本領を発揮できるか。

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